えーこのドラマ記録

趣味の海外ドラマ(たまに日本ドラマ)のネタバレと感想を綴るブログ。最近は中国ドラマにどっぷりハマっているので中国ドラマ記事が多め。

光熱費が下がる?電力自由化のメリットは何か調べてみた

私は賃貸住まいなのですが、今住んでいる家の管理会社から電力自由化に伴って契約切替のおすすめ連絡が来ました。最初今の電力会社から変えないとダメなのか!?とびっくりしましたが、よくよく調べると違ったようなので、今回学んだことをまとめてみました。

今回の記事は主に経済産業省のまとめた資料から、家計を考える上で理解しておいた方がいいかな、という点をまとめました。参考資料はこちらになります。 http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/pdf/summary.pdf

目次

電力供給・購入の仕組み

電力は発電所→送電線→変電所→配電線の経路を辿って供給されます。送電線は見たことがある人はわかるかもしれませんが、鉄塔と鉄塔を繋ぐものです。配電線は私達がよく見る電柱の間を繋ぐものです。それらを通して発電所で発電された電気が届きます。電力供給の仕組みとしてはこのような感じですが、その供給までに関わる部門はどのようなものなのかというと以下の図になります。

図を見ると分かりますが、大きく3つの部門に分かれています。私達が大きく関わるのは小売部門です。東京電力関西電力などがこの小売部門に該当します。

電力自由化で変わること

これまで個人に対する小売部門は全国にある10社の電力会社に独占されており、私達は購入先を選べませんでした。*1ですが、電力自由化によりこの10社独占がなくなり、私達は購入先を自由に選ぶことができます。図に表すと以下のような感じです。

これまで

これから

これまでは全国で10社が独占していましたが、多数の会社が参入することにより、競争力が強まり安く電気が供給される可能性が高くなりました。ちなみに送電部門は電力の安定供給のため政府が特別に許可した会社以外は参入できません。

電力自由化によるメリット・デメリット

ワーママ視点から挙げてみます。
1. メリット * 競争力が働くことにより電気代が安くなる
* 会社によっては様々なサービスが受けられる(ポイント付与等)
* 携帯電話会社や家電等と組み合わせてお得なサービスが受けられる可能性がある (セット割ができる等) * メーターの買い替えは不要
* 電気の品質は今までと変わらない

  1. デメリット
  2. 乗り換え手続きが必要になる
  3. 乗り換え先によっては今まで受けてきたサービスが受けられなくなる

こうして見るとデメリットの方が少なそうです。家計的にはとても助かりそうです。

これからどうなるの?

2016年1月から電気の購入先変更の受付等が始まり、4月より全面的に自由化されます。電気の購入先を変更する方はこちら*2を見てどのような企業があるか調べてみるといいと思います。これまでにガス会社や石油系の会社等様々な企業が名乗りを挙げています。

私も管理会社から連絡が来て今何かしなきゃいけないのかな?と思ったのですが、消費者保護の観点から少なくとも2020年4月までは今までと同じ会社・料金メニューが使えます。手続き等も不要です。ただし、この後の動きには注意する必要があると思います。私は現時点では変えるつもりはありませんが、サービス内容等検討して乗り換えるか決めたいと思います。

ワーママとしては少しでもお得にかつ面倒な手続きがないことが嬉しいなと思います。

※図を書くのに使ったアプリ

*1:企業に対してはすでに参入自由となっていおり、企業が購入先を自由に選ぶことができます。

*2:登録小売電気事業者一覧|電気事業制度の概要|資源エネルギー庁