えーこのドラマ記録

趣味の海外ドラマ(たまに日本ドラマ)のネタバレと感想を綴るブログ。最近は中国ドラマにどっぷりハマっているので中国ドラマ記事が多め。

オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜 シーズン1 第1話〜第7話 ネタバレ感想まとめ

Huluはゲームオブスローンズの独占配信をしてるので、新シーズンが始まると再加入をしています。現在シーズン7の放送をしていて、前シーズンを見直したいなーとの思いからHuluに再加入しました。そこで全世界8億人が観たと言われる、オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜が私好みそうだったので、観てみたら大ハマり!Huluで毎週火曜日〜土曜日に1話ずつ配信していて、2017/08/26時点で第15話まで配信されています。今回、第7話*1まで一気観したので、ネタバレと感想を書きたいと思います。

※(公式Twitterより)主役のヒュッレムを演じるメルイェム・ウゼルリ。↓

※第8話以降のネタバレ感想記事はこちら。

※2018/06/05追記
ついに!DVDが発売されました!

目次

あらすじ

トルコを中心に東地中海を支配したオスマン帝国の第10代皇帝スレイマン。世界的に“スレイマン大帝”の名で知られている彼のハレム(後宮)に、奴隷として献上されたアレクサンドラ(後のヒュッレム)。彼女のハレム入りをきっかけに巻き起こる、スレイマンの寵愛をめぐる女性たちの苛烈な闘争劇を描いた宮廷歴史ドラマ。本国のみならず、中東、東欧、アジアなど、世界80カ国で大ヒットのトルコドラマが日本初上陸!
親友イブラヒムと狩りをしていたスレイマンに父・セリム1世崩御の知らせが届く。それは、スレイマンが新帝として即位することを意味していた。同じころ、ウクライナの平穏な村がタタール人の襲撃にあっていた。家族と婚約者を殺されたアレクサンドラ(後のヒュッレム)は親友のマリア(後のグルニハル)と共に、タタール人の奴隷商人に捕えられてしまう。その後、スレイマンのハレムに奴隷として献上されたアレクサンドラが最初に学んだことは、スレイマンの寵愛を得て、男子を産めば、ハレムで絶対的な権力を得て生き残れるということだった・・・。
「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」シーズン4|チャンネル銀河

いわゆる女の争いものです。もちろん史実に基づいたフィクションで、女性の闘争部分だけでなく、当時のオスマン帝国の政争や戦争も描かれます。

独断と偏見に基づくこんな人におすすめ!

日本で言えばいわば大奥の世界。日本のドラマ大奥が大好きな方にはかなりおすすめです!女のドロドロとした闘い、大好物です!といった方はぜひ。また、韓国のドラマ、善徳女王が好きな方にもおすすめです。善徳女王は政争がメインだったりしますが、相手を陥れるために何をするか?といった部分は女の争いでも通じるところがありますので、一見してみてもよいかと思います。どちらも歴史物なので、好きになる要素はあるかな、と思います。

ネタバレしない程度の感想を書くと、1話は40分〜50分あるのに、サクッと観られるんですよね。1話1話が怒涛の展開!って感じは今の所ないんですが、それでも一気観できる不思議な魅力があります。しかもあらかたあらすじの予想はできるのに、です。演技が上手いのもあるでしょうね。Huluには字幕版しかないのですが、ぜひ吹替版を用意いただきたい。

オスマン帝国外伝を観るには?

実はYouTubeで全話無料で観られるっぽいです!全部トルコ語だけど…トルコ語なんぞさっぱりわからん!!でもどんなドラマか雰囲気だけ観たい!と言う方も以下の公式YouTube動画の第1話を観てみてください。

YouTubeを観て興味を持った方、どうやって観られるか?ですが、2017/08/26時点でHulu独占配信のため他では観られません。Amazonでレンタル!と思いましたが、日本AmazonではDVDやBlu-rayも発売されておらず、もちろんレンタルもされていないようです。なので、Huluで観るのが1番よいかと思います。2週間無料トライアルもあるので、興味を持った方はどうぞ。↓

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ネタバレ含むストーリー

オスマン帝国セリム一世(イスラムの絶対的君主)が崩御し、スレイマンが第10代皇帝となる。

アレクサンドラはタタールの襲撃で家族・恋人を殺され、オスマン帝国に連れて来られた。オスマン帝国後宮に連れて来られたアレクサンドラは騒ぎを起こし、目をつけられる。しかし賢く振舞って皇帝に気に入られて皇子を産めば権力が手に入ると言われ、その日の夜に夢で家族から仇を討って欲しいと言われて仇を討つことを決意する。たまたまアレクサンドラたち側女の前を通った皇帝の前でスレイマンを"スルイマン"と呼び、スレイマンの前で気絶(したふりを)し、スレイマンに抱きとめられ、スレイマンの目にとまる。

皇帝となったスレイマン鷹匠頭のイブラヒムを小姓頭にすると言うが、人種が異なるため周りはいい顔をしない。

レイマンは御前会議で以下のことを告げる。 * エジプトから連れてきた世帯を元の場所に帰すこと
* ペルシャ商人などとのシルク交易禁止をなくし、損失を被った者には賠償金を支払うこと
* 人民を虐待した者は法に照らして裁き、処罰すること
そのことによりエジプト人に対し罪を働いてきた海軍提督のジャフェルを処刑すると告げる。

御前会議の日、夜に宴を開くとスレイマンの母后ハフサは言う。そしてその宴に側女としてアレクサンドラたちが呼ばれる。またその日、皇帝妃(スレイマンの奥さん)のマヒデブランと皇子のムスタファが到着する。しかし、その日の夜の宴のことは知らされず、マヒデブランは怒りを覚える。

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海軍提督ジャフェル処刑の日、スレイマンの皇帝への祝辞を持ってベネチア共和国大使がオスマン帝国にやって来る。その大使に対し、スレイマンオスマン帝国を敬え、そしていずれ地中海をもオスマン帝国が治めると告げる。

宴で皇帝に気に入られたアレクサンドラはスレイマンの夜伽の相手に選ばれる。アレクサンドラは皇帝を色香で奴隷にする、と同じ側女のマリアに冗談で言うがそれが母后ハフサの耳に入る。それを聞いたハフサはアレクサンドラが皇帝の夜伽の相手をする夜に、マヒデブランを送り込む。

夜伽の相手をしたマヒデブランだったが、スレイマンの態度は冷たい。スレイマンはマヒデブランが来たことに対し、イブラヒムに自分の命令を邪魔することは許さない、なんのために小姓頭の権限を与えたのか、と言い放つ。また、母后のハフサに対しても私生活に首を突っ込むなと警告する。

そんな中オスマン帝国領のシリアで謀反が起きる。直ちに制圧に向かうようスレイマンは命令を下す。その謀反に対し、ローマ帝国は西方へのオスマン帝国の侵略を遅らせることを目的に加勢することを決める。

レイマンは再びアレクサンドラを夜伽の相手に希望し、次は夜を共にする。アレクサンドラの明るい性格を気に入ったスレイマンは、皇帝妃が夜伽を勤めるしきたりのある木曜日になっても寝所からアレクサンドラは戻らなかった。スレイマンはそんなアレクサンドラに今後はヒュッレム(陽気で人を笑わせる者の意味)と名乗れ、と言う。そしてヒュッレムはスレイマンより部屋と褒美を賜る。一連の流れを聞いたマヒデブランはひどく取り乱す。

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レイマンは金曜の民からの陳述書の中にあったベネチア人の関税が低い、といった訴えにすぐさまベネチア人の関税を2倍にしろと命じる。そして先帝が果たせなかったロードス島への攻撃準備を指示する。ロードス島は先帝、先々帝も苦戦した島のため、スレイマンは作戦を考える。イヒビルは作戦として、ロードス島を少しずつ落としてはどうか、と提案しギリシャ人をロードス島に送り込むよう指示する。

マヒデブランのために母后ハフサは宴を催す。そこでマヒデブランはヒュッレムに踊りを命じ躍らせるが、マヒデブランがアレクサンドラと呼ぶことに対しヒュッレムだと呼べと言い、言い争いになったことでハフサに牢屋に閉じ込められる。マヒデブランは牢屋へ行き、謝れば情けをかけてやってもよい、と言うが、ヒュッレムは断る。マヒデブランは怒り、水も与えるなと言って立ち去る。しかしスレイマンがヒュッレムを寝所へ呼べと言ったことで事態は一変する。牢屋から出たヒュッレムの部屋へスレイマンがやって来て、ゆっくり休めと言う。牢屋への投獄が母のハフサの命令だと知ったスレイマンは毎朝行なっている母后への挨拶を無視した。そしてイブラヒムには後宮で起きていることも把握せよ、と命じる。そしてスレイマンは昔からマヒデブランのためにスレイマン自身が作っていたエメラルドの指輪をヒュッレムにあげる。

貢物の献上が滞っていたハンガリー王国に、スレイマンからの使者が到着する。しかし、今すぐ未納の貢物を献上しなければ攻め入るといった内容の手紙を読んだハンガリー王は、使者の首をはねてしまう。

ヒュッレムの指輪を見たマヒデブランは、ヒュッレムに泥棒!と言い放ち気を失ってしまう。医女にマヒデブランが診てもらうと、懐妊していることがわかる。その報せを聞いたヒュッレムはイヒビルは怒り、側女アイシェと喧嘩してしまう。マヒデブランは懐妊したことに喜んだものの、スレイマンにエメラルドの指輪のことを尋ね、愛したスレイマンがいなくなったと嘆く。そんな中マヒデブランの息子であり皇子であるムスタファは兄弟はいらない、と言う。それを聞いたりスレイマンはイブラヒムは自分と兄弟だ、というがムスタファは召使いだ、と言い、イブラヒムはショックを受ける。その後スレイマンのもとへ向かっていたヒュッレムに、今は家族がいるからスレイマンのところへ行くな、と言い放つ。そんな中イブラヒムはスレイマンの妹のハティジェと惹かれあって行く。

民からの望みを聞いたスレイマンは、異教徒への税金をオスマン帝国の民と同等にするよう命じる。そこにシリアの反乱の鎮圧の報せが入る。そしてロードス島への進撃を始める旨宣誓する。イブラヒムは同時にハンガリーへも進撃をすべきだと陳述し、他の宰相の反対があったがイブラヒムの案を採用する。

マヒデブランが懐妊し、その祝いに金貨を撒いたことで後宮の側女たちがヒュッレムを無視するようになる。揉め事ばかり起こすヒュッレムに対し、もっと賢くなるべきだと言う後宮女官長のニギャール。私には皇帝しかいない、と思ったヒュッレムはニギャールにどうすべきか相談する。ニギャールは後宮の内情に詳しい後宮宦官長のスンビュルを頼れ、とアドバイスする。そしてマヒデブランはエメラルドの指輪を取り戻すよう女官のギャルシャーに命じ、ギャルシャーは側女のアイシェに指輪をヒュッレムから奪うよう命じる。

レイマンはお忍びで市場へ出る。その中で家族が病気で働いている小さな子どもを助ける。その後スレイマンは大砲鋳造所へ行き、大砲の作り方の助言を行う。そんな中ハンガリー王国より貢物として蜂蜜の中に入った使者の首が届く。それにスレイマンは怒りを露わにする。

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スンビュルにお金があるから皇帝を独り占めして妃になるのを手伝ってくれ、と頼む。しかしスンビュルは無理だと言う。そんなスンビュルにヒュッレムは心づけを渡し、スンビュルは自分の指示に従え、と言いまずはイスラム教に改宗せよ、と言う。

お風呂でエメラルドの指輪を外して洗っていたヒュッレムは指輪が盗まれたことに気づく。しかしすでにマヒデブランの元に渡ってしまい、後宮をいくら探しても出てこない。スレイマンからお召しがあった日にスンビュルにこのままスレイマンに指輪は鳥に召された、と伝えますと話すとスンビュルはイブラヒムに盗難を伝え、イブラヒムは後宮女官長のニギャールに心当たりはないか、と尋ねる。ニギャールはアイシェが怪しい行動をしていたことを思い出し、伝える。アイシェの立場を守るから誰からの指示か言え、と言われたアイシェマヒデブランだと白状する。それを聞いたイブラヒムは母后ハフサに伝え、ハフサは秘密裏に指輪を取り戻す。そして後宮内のアイシェとは別の側女に罪をなすりつける。しかしヒュッレムは捕まった側女は違う、と言いマヒデブランのために犠牲が出た、と言う。指輪がなくなったことを知ったマヒデブランは嘆くが、皇帝妃としてしっかりしなさい、今後は尻拭いはしないと母后ハフサより言われる。そしてヒュッレムはイスラム教に改宗する、とスレイマンに伝え、改宗の儀式をスレイマンと行う。

指輪がなくなったことを嘆いたマヒデブランが目を覚ますとシーツに血が付いていた。流産してしまったのだ。マヒデブランはヒュッレムに会うと、お前のせいで赤ん坊が死んだんだ!と言いヒュッレムを瀕死の状態になるまで殴る。ヒュッレムが殴られたことを知った後宮宦官スンビュル、後宮女官長ニギャール、母后女官長ダイェは他言無用でヒュッレムの看病をする。ダイェは母后のハフサにヒュッレムの件を伝え、ハフサはマヒデブランを責める。しかしマヒデブランはヒュッレムが母后、マヒデブラン、ムスタファを宮殿から追い出し奴隷にすると言ったと嘘を言う。

流産がわかった日の御前会議で、スレイマンハンガリー王国との開戦を決める。

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感想

ザ・女の争い!マヒデブランは嫉妬に狂ってやっちゃう部分もわかるけど、アホだなーと思うところ満載。母后ハフサの「皇帝妃たるものもっと堂堂々としてなさい!」は正しいよね〜昔のスレイマンがどうやらマヒデブラン一筋?だったところから愛を一身に受けてたのが忘れられないんでしょうね。ネタバレでは省きましたが、最初の妃(皇子がいたが亡くした)が出てきてるんですよね。で、その最初の妃には「まだ後宮にいるのね…」的なことを裏で言っていたのですが、

ブーメランになるよ?

としか思えない…まあそれは今寵愛を受けてるヒュッレムにも言えることだとは思いますが、どうなりますかね。

そしてこういった女にハマっちゃう男の人って歴史上でもいい王ではなかったりするのですが、スレイマンは違いますね。ヒュッレムに「寂しいからもっと一緒にいて…❤️」って言われても、「政は待ってくれないからな。」と言って断るのがすばらしい。いやーそれで身を破滅させた王様どれだけ歴史上にいたのでしょうね。ただスレイマンは女の機微には疎いようで…マヒデブランが流産した日に御前会議を取りやめるか、といったイブラヒムからの提案もあっさり断るし、マヒデブランを労わりはするものの、流産に対しては「我が幸福を過分だと神は見たか…」と(マヒデブランの前ではないものの)いうあたり、 あっさりだなぁと。まあ宗教的にそう思うだけなのかもしれませんが、マヒデブランがヒュッレムを瀕死の状態になるまで殴るよう追い詰めたのは他でもないスレイマンですからね…

ま、権力があって女性が選びたい放題の男性になればそんなもんなのかな。誰かわかる人って教えて。

とまぁまぁツッコミどころやこれ人間の性だよなーなんて思いながら楽しく観ています。また何話か観たらまとめたいと思います。

※その他の話のネタバレ感想はこちら↓

*1:第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話のネタバレを書いてます。