以前からワーキングマザーにもいろいろなタイプがいるよなーと思って自分の中でいろいろと考えてみていました。今回、自分でいろんなワーママと出会ったり、ネットでブログを読んだりして、ワーママを自分なりにタイプ別に分類してみました。あくまで私の考えなので当てはまらなかったり、違う!というご意見はあると思います。周りにワーママがいらっしゃる方も、ワーママにどんな方がいるかこれを読めばもしかしたらわかるかも?しれません。あくまで私の観測可能な範囲の中の話をしており、かつ分類を作っていることをご了承ください。
目次
ワーママタイプ別分類
私が作った分類です。
※これを作る際に使用したアプリ。ブログの写真加工もこれを使っています。
縦軸
縦軸はサポート有無を表します。基本的に「旦那、実家、義実家等親族で身近に子どもを預けられる環境があるか」を判断基準としています。ファミサポ*1やシッターの利用はサポートなしの方にプロットします。ファミサポやシッターを気兼ねなく利用できる方はリミキャリママでも中央に近い位置にプロットします。
横軸
横軸はワーママの「働きたい度合」を表します。いたって本人のやる気のみでプロットします。お金がなくて働かざるを得ないけど働きたくない、は「働きたくない」に含みます。詳しくは後述します。
バリキャリママ
バリキャリママとは縦軸、横軸の基準でいうと以下のような感じです。
縦軸基準
- 旦那、実家、義実家等身近に子どもを預けられる環境が整っている
- 子どもが病気をした時など突発の事象にも仕事を休まなくてよい親族の預け先がある
→この度合によって縦軸の位置が変化します。
横軸基準
- 専業主婦は無理、働いてないと嫌だ
- 育児休暇中も早く復帰したかった
→子どもが嫌いという理由ではなく、子育てだけの生活は自分では無理、と思う方がここに当てはまります。
バリキャリママの特徴
働きたくて働いていてかつ親族のサポートが身近にあるので、他のワーママよりは気兼ねなく働けます。もちろん、預け先の親族への負い目はあると思いますが、他のワーママに比べて働きたくて働きやすい環境が整っていることを示しています。
バリキャリママの中には出世したいと思っている方が多いため、子どもがいることが理由で残業できないなどの理由で、成果を出してても評価が下がるとかなり不満を溜めます。
リミキャリママ(制約があるワーママ)
これ私の造語です。リミキャリママはバリキャリママよりサポートを得にくいのでこのような名前をつけました。誰かネーミングセンスください…
縦軸基準
- 両実家とも遠方
- 旦那が激務もしくは単身赴任等でいない
- ファミサポやシッター、病児保育の制度が不十分もしくはあっても金銭的事情、自治体の事情で利用できない
→これらがすべて当てはまるほどグラフの1番下の方になります。
横軸基準
バリキャリママと同じ。
リミキャリママの特徴
働きたいのに環境がそれを許さないため悔しい思いをするママが多いです。特に時短で働いていると給料が下がり、成果を出しても認められない会社もあります。そうするとモチベーションが下がり、キャリアを諦めてしまうママも出てきてしまいます。マミートラック*2 もここから出ることが多いような気がします。
ゆるキャリママ
基準は以下の通り。
縦軸基準
バリキャリママと同じ。
横軸基準
- お金がないから働いているだけで本当は専業主婦がいい
- 時間ができたから老後のお金を貯めるために働き始めた
- 自分のお小遣いが欲しいから働いている
- 働き続けてるけど出世には全く興味ないし、今のままのポジションでいい
など →基本的に積極的に働きたくはない方がここに当てはまります。
ゆるキャリママの特徴
上記の横軸基準に記載の通り特に働きたくないので、女性役員を増やそう!といった社会の動きには全く興味がなく、自分がその対象になることは嫌がります。ゆるく長く楽に働きたい、という方も中にはいるため、そういう方は育児休暇制度等も制度の上限いっぱい使う方も中にはいらっしゃるようです。ただし、制度いっぱい使うという方は私の周りではほとんど見られませんでした。
キャリアに興味はありませんが、サポートがあるのでゆったり働く方が多いイメージ。
ノンキャリママ
一般的に使われるノンキャリ*3とは違う意味で使っています。キャリアに興味がなく、サポートもないのでキャリアとは程遠いという意味を表したくて使いました。ネーミングセンスがないのがここでも露呈してますね…
縦軸基準
リミキャリママと同じ。
横軸基準
ゆるキャリママと同じ。
ノンキャリママの特徴
働きたくないけど働いていて、かつサポートがないので、他のワーママよりかなり働くことが大変なワーママもいます。リミキャリママと違って働きたいわけではないですからね…
- 時間ができたから老後のお金を貯めるために働き始めた
- 自分のお小遣いが欲しいから働いている
といったような自分で選択して働いてるならまだしも、お金がないから仕方なく働いてるママはいろいろと大変なようです。仕事に対しても前向きになれず、仕事でのストレスも溜めやすいのかな?と想像します。
タイプ別分類の関係性
この4つのタイプ、はっきり言って考え方や環境が大きく違うのでそれぞれのワーママでは思いや考え方、不平不満の内容等が全く違います。周りの人からすればなんで働いているかわからないので余計わかりにくいですよね…私も相手のワーママがどこに当てはまるか探って話を合わせてたりする時もあります。
ワーママに共通すること
そんな4つのタイプに分かれるワーママですが、周りに頭を下げて生きていることは皆さん共通しています。以前より子持ち共働きが増えたとは言え、やはりまだまだ育児や家事は女性の仕事といった考えの人は多いです。そのため女性が早めに帰る、子どもの病気で休むことが多く、その度に頭を下げて肩身の狭い思いをします。そういったことが少なくなるような世の中に少しずつしたいなとは思いますが、周りの認識を変えるのが非常に難しいことを実感しています。
私はこのブログを読んでいらっしゃる方はわかるかもしれませんが、バリキャリママです。サポートが得られない時もありますが、日々何かあった際に頼れる人がいます。とてもありがたいです。いろんなワーママがいますが、出世してどんなワーママでも働きやすい環境を作りたいなと思ってます。特に今働いているIT業界は変えたいなと思っています。
ずっと考えていたことを書けてすっきりしました。
※ちなみに働きたくないけどお金は欲しいというパターンは基本的に「働きたくない」に分類します。