えーこのドラマ記録

趣味の海外ドラマ(たまに日本ドラマ)のネタバレと感想を綴るブログ。最近は中国ドラマにどっぷりハマっているので中国ドラマ記事が多め。

琅琊榜弐 〜風雲来る長林軍〜 第50話(最終話) ネタバレ感想

終わってしまった…😭

これまでのお話はこちら↓

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前作は?

無印琅琊榜は2周したくらいおもしろいのでこちらもぜひ!

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あらすじ・ネタバレ

元時を狙おうとした何統領は東青により殺され、また狄将軍も自ら長林軍へ飛び込み亡くなってしまう。
元啓の元に来た平旌はなぜ元啓が変わったのかと問う。
自分に興味がなかったからだと言い、元時に比べれば自分の方が資質があると訴える。
長林王が玉座に近づいたと言う元啓に、元時は平旌にその気があればもっと早くに朝局が変わっていたと話す。
最後の悪あがきに元啓は平旌に一対一の戦いを挑むが、その頃荀元大統領が目覚めその危険性を伝えようとしていた。
荀元大統領を傷つけた墨淄侯直伝の技を使う元啓に対し、平旌はさらに技を駆使して元啓に一撃を与える。
元啓は東海に関する情報を贈ると言い、元啓を投獄すると平旌は言うが元時は殺せと命じその命は奪われる。

自分に半分皇太后の血が流れることを不安に思う元時に、自分の志次第だと平旌は慰める。
平旌は都を離れる決意をし、平章の墓に報告する。
元啓が残した東海の情報を岳将軍に渡し後続を引き継いだ平旌は元時に都を離れることを報告に向かうが元時は断る。
平旌は元時に必要とされた時に助けに行くと語ると、元時は都を去ることを認める。
長林王府を東青に任せた平旌は誰が総帥になろうと北の軍には長林の名を冠すと聞いて喜び、都を去って行く。
都を出ると林奚が待っていて、2人はこの先も共に過ごすことを約束する。

感想

東青やるね!!
元啓はアホやなー
やっぱり賢くないのよ。
ただのバカ。
それに比べて元時のなんといい子よ…😭

は!?
荀元大統領生きてた!?
生きてたー😭😭😭😭😭

あぁ…
元時…
でもこうしてよかった気もするな…
なのになんだろうちょっと元啓がいなくなって悲しい気もするのは…
なんでだろうね。
ダメな自分を重ねて見ていたからだろうか。

あぁ…😭
あの場所で待っててくれたのか…😭
ようやく2人は一緒になれるのね…

総括

いやー
久しぶりにドラマの総括的な感想を書きたくなったドラマだった。
それはドラマのおもしろさもさることながら、やはり無印琅琊榜があったからだと思う。
前作と比較したり前作を懐かしんでみたり。
いろいろ考えることも多くてこうやって書きたくなったんだよね。
めっちゃ取り止めもなくだらだら書くので整合性もない文章になるかもしれないけれども、それでもよければどうぞ。

まず、最後観終わってなにを考えたかって言うと、実は元啓なんだよね。
この人最初はかわいそうに…って憐れんで見てたんだけど、どんどん変貌していった。
途中敵か味方かわかんなくてやきもきして、結果的には謀反を起こしたのだけど父親と同じ道を辿ったことになるのかな?
そのきっかけは母親の死なんだけど、母親も元啓も死をきっかけに前を向けなかったことが敗因な気がするのよ。
平旌はそうじゃなかった。
元啓より自分を責めてしまうような死に方をした兄がいたのに、平旌はちゃんと前を向いた。
前を向くまでに時間はかかったけど前を向くための時間を過ごして自分を見つめ直したのよね。
そこが違いだったと思う。
ある意味元啓は周りに恵まれてなかったのよね。
苦しんでるところに魔の手が差し伸べられてそれを取ってしまった。
その気持ちはわかるけど、途中でいくらでも引き返せたのにそのきっかけを掴むことなくそのままずるずると行ってしまった。
そこが平旌との違いじゃないかな、と思う。
でもね、元啓っていわゆる一般の人な気がするだ。
実は平旌なんかよりよっぽど肩入れできる人なのよ。
生まれは平旌と同じなのに境遇が違ってて、庶民よりはいい暮らしはしてたもののコンプレックスの塊。
強くなるにも努力して、弱いながらもひとひとつ自分の目標を達成していった謂わば一般人が夢を叶える一歩手前までいった状態なんだよね。
もちろんやったことなダメダメなんだけど、見方を変えればそんな風に見える。
だからこそ最後殺された時はなんだか寂しさを覚えたんだ。
このドラマは結果的に元啓の人生を描いたものだったから。
元啓の心に寄り添える部分が多分にあったから。
なおのこと最後すっきりした、ということにはならなかった。
哀愁を漂わせた終わり方だった。
その点無印琅琊榜では肩入れできる悪役はいなかったのよ。
ザ・悪役って感じでその悪役が倒されるとドーパミンがドバッと出る楽しさがあった。
このドラマって濮陽纓はじめ悪役なんだけど恨みきれない悪役が多かったんだ。
悪役になる原因があったり理由があったり。
無印琅琊榜はそんなことなくただただ玉座や権力を巡っての争いだったけど、琅琊榜弐は人間味溢れる敵役が多かったな、と。
白水だって皇太后だって一度は平旌達の敵に回ったけど、国や子どもを大切にしたいがためで、その想いに共感できる部分が少なからずあったから。
白水なんて最後は自分の選択を後悔してたもんね。
白水が懸念してた長林王が力を持ちすぎなのも結果的にはどんな結末をもたらしたかはわからない。
最後の平旌の選択は間違ってないと思うんだ。
一介の王が陛下の命なく10万もの大軍を動員できるんだもの。
だからこそ白水も皇太后も心配したのよね。
という感じで、このドラマは悪役になりきれない人たちの抵抗を描いたドラマだったんじゃないかな、と。
無印琅琊榜のような帝位争いもあれば、人間臭い争いもある。
元啓を通じて人の変わりようを丁寧に描いたいいドラマだったな、と最後には思うのよ。
無印琅琊榜ほどワクワクせず次々観たい!ってならなかったのは展開のさせ方もそうだけど、敵役の人間臭さを見てたからかもしれない。
敵役に人間臭さがあるとどうしても感情移入しやすいから、続きが気になりつつも先へ先へとはならなかったのかな。
もちろん無印琅琊榜も人間臭さはあったけど、どちらかというと主役側にその辺の感情が描かれてたので続きが気になったのかも。
でもなんだかんだ最後は駆け足でこのドラマも観たのでやはりおもしろかったのには変わりはないよ。
食わず嫌い的に観てなかったけど、観てよかったーと思えるドラマだった。
無印琅琊榜との関連がたくさんあったのも懐かしく観れたし、いいところで無印琅琊榜の諸々が出てきた時は興奮したよねw
腕輪や隠し部屋とかなんだかんだ後世でも正義の人を助けてて梅長蘇すげぇ…ってなったわ😂
長林軍はこの後総帥が誰になっても気概は受け継がれる、って言ってたけど本当にそうだといいな。
琅琊榜3もあるみたいだけど、この後の話なんだろうか。
それならすごく観てみたい。
どうしても無印琅琊榜の方がおもしろさでは呼び声高いけど、個人的には無印好きなら弐もまた楽しめるドラマだなーと思う。
描くものは違っても人間の違う見方を描いたドラマだったように思う。
期待が多いとどうしてもそうなりがちよね😂

主人公側に目を向けると、無印は熱い友情(愛情?)を描いたドラマで、弐は兄弟愛を描いたものだったよね。
兄弟愛がすべてにあるわけではないのを描いたのもよかった。
対比としていろんな人生があることを、誰をも否定してない描き方だったと思う。
兄弟愛を賛美し過ぎないというか。
だって長林軍が一時無くなったのだって元はと言えば底生と先帝の重い兄弟愛故だからね。
重すぎてもよくないところは描いてて兄弟愛ひとつとってもいろいろあるな、と感じた。
平章と平旌は1番きれいな兄弟愛の形で終わったように思うけど、でもそれだって平旌を苦しめたわけだ。
なにが正解というわけではない愛の形だったなーと。
こんな感じでこのドラマは思い返すと強いなにかより各々の人生が心に残ることが多いドラマだったな。
平章が途中退場したのも大きいかも。
無印は最後まで激オモな愛を見せつけられたから😂
そういうのを期待してる人には無印の方が好きなのかもね。
私はBLは嗜む程度なのとどちらかというとNL(ノーマルカップリング)のが好きなのでこのドラマも好きだったな。 ノーマルカップリングといえば…
このドラマも平旌と林奚がくっつかないのかと最後までヤキモキしたわ😭
梅長蘇と穆霓凰が悲しい形で終わったから怖かったけど、今回は2人がくっついて安堵したよ…
あの2人のいちゃこらが足りなかったのは個人的不満要素だけど、まあ余計だからしょうがないね😂
いろいろ妄想するに留めておくわ〜
あと弐に少し不満があるとすれば萌えおじの存在。
無印は萌えおじ大量だったけど、弐は少なかった〜
最後に出てきた譚恒がようやく萌えたおじ様だった。
岳将軍は萌えというより、ザ・正統派な感じで好きだったな。
なのでもっと早くこの2人がいたらよかったのに〜😭
萌えが必要よ!萌えが!!
あのシリアスな展開で笑わせてくれる譚恒マジで貴重な存在だった!
重苦しい中盤でもこんなキャラがいれば…という点が不満かな。
でも最後には萌えおじもできたからまあいいや😊
キャラそれぞれに感想はあるけど長くなるしそれぞれの話でもいろいろ書いてるのでこの辺で締めようと思う。
また書きたくなったら追記する!
このドラマ観てよかった〜😭
琅琊榜3も楽しみ!!

※次回以降のお話はこちらから↓