私の母、ついにLINE始めました。どうやら私のいとこに設定してもらって始めたようです。そこでいろいろ問題が発覚したので、団塊の世代・ポスト団塊の世代(55歳〜69歳*1)の親の情報リテラシーについて今日は書きたいと思います。
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目次
パスワードに対する認識
私もようやくLINEを始めたものの、iPod touchなので常に電波が入るわけではなく連絡手段としてはあまり使えないので、facebook経由で登録しており意図的に友達にならないといけないような形にしています。なので母にID教えてと言ったら未設定とのこと。なら設定方法教えるから設定してよと言ってそのID名を聞いたら、「母の携帯のメールアドレス+誕生日」みたいなIDが送られてきた。
「え?」と思ってすぐさま母に電話して「これ他のパスワードとかに使ってないよね?」と聞くと、
「あんまり使ってないよ?」
あんまりじゃないよー!!とその場で電話越しに叫んだものの母は電話の向こうできょとん。事の重大さをわかっていない模様。とりあえずパスワードは使いまわすと大変なことになること、表に出してる推察されるようなものをパスワードに使ってはいけないと簡単に伝えましたが、あまりわかっていないようでした。その際、誕生日とかを銀行のパスワードにしていないか確認しましたが、それは大丈夫とのこと。
問題点
子どもはデジタルネイティヴになるので、情報リテラシー教育はしっかりしないとと常々思っていましたが、それより前にまさか自分の親に情報リテラシーについて語らなければいけない日が来るとは思いませんでした。私は毎日ネットに触れており、SEやってたりするのもあって、ツイッターでつぶやいて炎上した話やパスワード漏洩で勝手にネットで買い物された話もよく見聞きしているのですが、これまであまりネットに触れてこなかった母はやはり実感として何がダメで何がいいことなのか、パスワードを同じにすることで何が起こるか想像がついていないようです。
私も説明できなくはないのですが、何だか母は私の言うことを「はいはい。」といった風にしか扱ってくれない。(私も親だからと感情的になるのもいけないのですが…)遠く離れている母に説明するにはどうすればいいかと思い、情報リテラシーを高めるいいものはないか探してみました。
情報セキュリティ教材
親でも漫画や動画の方がわかりやすいだろうと思い辿り着いたのがIPA。IPAはちょっと前に少女漫画形式の「パスワード-もっと強くキミを守りたい-」ではてなでも話題になったな…と思って見てみたら、それより母に向いてそうな動画を見つけました。
※ちなみに少女漫画はこちら
この動画私も見ましたが私からすると突っ込みどころ満載で笑って観てしまいました。(いや、普通に情報リテラシーの勉強用としてはいいんですけどね。)まず一家全員が何かしらでIDとパスワードを漏洩させてて、どんな一家だよ、と。でも自分の親のこと思うと笑えないかも…とは思いました。
そして1番笑ったのは主人公の彼氏のロボット!最初観た時まずラピュタのロボット兵が思い浮かびました。
このロボットから教わったことは、パスワードは以下のように管理することです。
- パスワードは長く
- 複雑に
- 使いまわさない
とっても大事です!このことを守ってパスワード管理されてる方も楽しく観られるのでおすすめですよ!
母の反応
LINEで動画のアドレス送って観てもらいましたが、以前よりはわかってくれたようです。まだ動画を観てもらってから直接話をしてないのでわかりませんが、パスワードが漏洩すると自分の孫の写真も勝手に使われてしまう可能性もあると伝えると理解してくれたようでした。
私のようにうまく親にはセキュリティや使い方を教えられない方はこういった動画を使うのもいいかもしれません。IPAには本当に感謝です。いつも仕事でもいろいろ勉強させていただいてます。ありがとうございます。
まだまだ母への情報リテラシー教育は十分とは言えません。(私もリテラシー十分かと言われれば別ですけど…)うまくこういったいい動画や漫画を使いながら、母とも楽しくツールを使ってコミュニケーションを取っていきたいと思います。
余談ですが、これは子ども向けによさそう。
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