先日第2子となる男の子を出産しました〜これで男兄弟2人の母になりました!わが家の家族計画としてはこれで出産は最後の予定なので、記念に出産レポと、実は第2子が子宮内胎児発育遅延で入院してたので、その記録を残します。
目次
第2子の子宮内胎児発育遅延
まさか、臨月に入って入院になるとは思いもよりませんでした…
第1子は切迫早産で約2ヶ月入院しましたが、今回はいろいろ対策をしたおかげなのか切迫早産の兆候は見られず服薬もせずに臨月になりました。
※切迫早産の記事はこちら。
しかし、実は31週で赤ちゃんが小さめだと言われ、その後もずっと小さかったのです。
小さめながらも少しずつ成長していたので様子見だったのですが、36週と37週の1週間で赤ちゃんの体重がほぼ変わらず、羊水も少ないとのことで緊急入院することに…
第1子は36週の早産でしたが、2,500gを超えていたので、まさか第2子で初めて子宮内胎児発育遅延になるとは想像もしてなかったのです。
子宮内胎児発育遅延とは以下の病気です。
何らかの原因で子宮内の胎児発育が遅延または停止する状態。 児の体重や身長が小さいだけでなく、種々の臓器の機能的未熟性も問題となり、正常胎児に比べ、新生児罹患率や死亡率が増加する。 胎児自身の障害により頭部、躯幹ともに発育遅延がおこる均衡型、胎児への栄養供給障害(胎盤循環不全)により躯幹の発育遅延が中心となる不均衡型とその混合型に分類される。 母体体重増加が4週間で1kg未満、子宮底長が各週数の平均値−1.5SD以下、または妊娠35週までは妊娠週数−6cm、36週以降は妊娠週数−7 cm以下の場合、胎児発育遅延を疑う。 超音波検査による胎児推定体重が、出生時体重基準曲線で10パーセントタイル未満(全測定値中の10%未満)の場合、本症と診断する。 ノンストレステスト(NST)、バイオフィジカルプロファイルスコア−(BPS)など胎児機能検査による管理が重要。 安静、点滴治療に抵抗し児発育が停滞する場合や、胎児機能検査で胎児ジストレスと診断される場合は児の娩出をはかり、胎外治療を行なう。
日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局-情報-子宮内胎児発育不全
今回は子宮内胎児発育遅延となったわが子の成長を記録します。
胎児の体重の目安は日本産婦人科学会の胎児発育曲線の数値を参考にしました。
http://www.jsog.or.jp/public/shusanki/taiji_hatsuiku_kyokusen.pdf
週数 | 胎児の体重の目安 | 第2子の推定体重 |
---|---|---|
31週 | 1,231g〜2,039g | 1,300g |
32週 | 1,368g〜2,242g | 検診なしのため不明 |
33週 | 1,509g〜2,451g | 1,700g |
34週 | 1,649g〜2,663g | 検診なしのため不明 |
35週 | 1,790g〜2,876g | 1,969g |
36週 | 1,927g〜3,087g | 2,140g |
37週 | 2,058g〜3,294g | 2,100g |
38週 | 2,181g〜3,495g | 2,450g (出産時の体重) |
今回入院になった理由は36週と37週の間で体重の増加がなかったこと。
そして羊水も少なめだったため入院することになりました。
なぜ子宮内胎児発育遅延になったのか理由は今も不明です。
理由としてはいろいろ考えられますが、安静にすることで赤ちゃんの血流をよくして成長を促そう、ということで入院になりました。
入院中に赤ちゃんの体重が増えれば退院、増えなければ陣痛促進剤を使って産んでミルク等で育てよう、との方針になりました。*1
入院の目安は1週間。
しかしその1週間が経つ前に破水し、入院中に産まれました!
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NSTの見方
入院中、胎児が元気かどうか毎日3回NST(ノンストレステスト)で検査していました。
第1子の切迫早産での入院中もこのNSTを毎日つけてました。
NSTの見方も今回記録としてまとめてみましたのでご参考になれば。(もし間違ってたらご指摘ください。)
NSTの機械もいろんなメーカーのがあると思いますが、今回は↑の画像のメーカーの見方をご紹介。
まず左側の赤い数字は赤ちゃんの心拍です。
赤ちゃんの心拍は高くて、110~160bpm(1分間の脈拍数)の間が正常とされています。*2
子宮内胎児発育遅延はこの赤ちゃんの心拍を見ます。
赤ちゃんが元気かどうかこの数値を元にお医者さんや助産師さんが判断します。
次に右側の緑色の数字はお腹のハリです。
通常であれば20前後が正常数値ですが、お腹のハリがあると30をゆうに超え、実際の陣痛の際は100を超えます。(ソースがうまく見つけられなかった…)
第1子の切迫早産の際はこちらのハリの数値が重要で、ハリの頻度やその数値を元に切迫早産が進んでいないか判断しました。(切迫早産はお腹のハリだけでなく、子宮頚管の長さや子宮口の開き具合を含めた総合的な判断になります。)
NSTの数値はグラフになって表れます。
グラフには他にも赤ちゃんの胎動が記録されたりします。
第2子出産レポ
汚話が多いので読む方はご注意を!
第2子出産レポの前に第1子出産レポを簡単に。
第1子は切迫早産で2ヶ月入院してたのにも関わらず、かなりの難産でした…
理由としては切迫早産の症状の1つである子宮頚管の長さが短くなること、子宮口が開いている、といった症状が全くなかったのです。
私はお腹のハリだけという珍しい症状でした。
お腹のハリも定期的にあると破水の恐れがあるので第1子の時は入院していました。
そして第1子が36週を迎えた時。
36週であれば早産ではあるものの、産まれても大丈夫な週数なので、入院していた病院では点滴を下げました。
そして点滴を下げた途端にハリが大きくなってその日のうちに破水。
破水して菌が入ると赤ちゃんに影響があるため、破水してから2日を目安に自然分娩できないと帝王切開になる、と言われましたが、まぁなかなか陣痛が来ないわ、来ても子宮口が開かないわで大変でした。
結局破水から約48時間、本陣痛から約24時間掛かって産まれて来ました…
旦那も夜中に付き合わせたので2人とも寝てなくてヘロヘロ…
私は陣痛の痛みで旦那にキレるわで、旦那は大変そうでした(ごめんね…)
そんな経験を経ているので、第2子は進みが早いなんて世間一般では言われていますが、そう簡単ではないだろうなと思っていました。
時系列に覚えている範囲で並べてみると…
破水前日
破水当日
- 午前3時 … いつもは寝られるのに夜中に目が覚めてトイレに行く途中で破水(血液混じり)
- 午前10時 … 前駆陣痛あり。破水から始まっているので進みを早めるために子宮口を開かせる処置をする。この時点で子宮口約1センチ。
- 午後12時 … 子宮口を開かせる処置で本陣痛と思しきものが始まる。(陣痛の間隔5分〜10分)
- 午後3時 … 陣痛の間隔は5分ほどだが、痛みがさほど強くならない。
- 午後6時 … 夜ご飯を食べたからか、本陣痛開始。(陣痛の間隔は5分ほどだが痛みが増す。)子宮口約1.5センチ。
- 午後9時 … 段々陣痛の痛みが強くなってきて、便意を感じつついきみたくなる。ただし陣痛の間隔は4〜5分であまり変わらず。(いきむとうんちが一緒に出ることは出産ではよくあることらしいので、逆に便意は我慢してね、と言われました。)子宮口約2センチ。
- 午後11時 … 陣痛が強くなったことにより吐く。(これも吐く人は吐くらしく、1人目の時も私は吐きました…)子宮口約3センチ。
出産当日
- 午前0時 … 陣痛の痛みが強くなってきて吐く頻度増加。しかし陣痛の間隔は3分ほどであまり短くならず。子宮口約5センチ。
- 午前2時 … 陣痛の痛み→吐くを繰り返していきみたさが増えてきて、午前2時30分に子宮口約8センチで分娩室へ。
- 午前3時過ぎ … 出産!!
結果、破水から約24時間、本陣痛から約9時間掛かって出産しました!
1人目の時と比べたら楽になった…( ;∀;)
1人目は本陣痛が始まっても全っ然!子宮口が開かなくて「もう帝王切開でいいから産ませてくれ!!」と何度思ったことか…
旦那は1人目の時の大変さを覚えているので今回も夜中につきあって大変そうでしたが、2人目は1人目の経験もあったのと、子宮口がそれなりに開いていったのがわかったので、ストレスが前回に比べて少なかったように思います。
上の子には両親不在で寂しい思いをさせてしまいましたが、お陰で私は出産を乗り切れました。*3
今回の出産でも改めて思ったのですが、やはり出産は分娩の時(実際に赤ちゃんを出す時)より陣痛のが辛いんですよね…
私の場合陣痛の痛み→吐くを繰り返したので体力は消耗するわ、不快な思いをするわでヘトヘトになりました…
第1子の時は、
「出産で吐くなんて聞いてない!!」
と誰にともなく怒ってました笑
旦那には今回こんなお手伝いをしてもらいました。
- 陣痛が起きた時に指を握らせてもらう。(たまに私が指をひねったりして痛いと言われる。)
- 陣痛時に腰をさすってもらう。(途中からさすってもあまり変わらないことに気づいたのでやめてもらいましたが。)
- 吐いた時に背中をさすってもらう、ティッシュを渡してもらう。(これが1番助かった…)
- トイレの付き添い
- 話し相手
など、やっぱりいてもらってよかったな〜と思いました。
旦那は暇な時勉強したりしてましたが、私が吐き始めてからはバタバタしてましたね。
あと夜中だったので時たま目を閉じて休んだり。
パイプ椅子でリラックスできない環境で申し訳なかったです。
…とやっぱり1人目の経験が活かされたなーと思う2人目の出産。
私自身産道が切れたり、会陰切開はなかったものの、裂傷があったりして縫いましたが、そこまで出血もなく予後も良好です。
そして今回1人目の出産と比べてやってよかったなーと思ったこと。(あくまで個人の見解です。)
- ご飯を食べる → 1人目の時は緊張したのもあって食べられなくて体力を消耗した。2人目はご飯を食べたことで?刺激されたのか本陣痛が始まる。
- 寝てばっかりじゃなくてたまに姿勢を変えてみる → 2人目はたまたまかもですが、トイレに行ったり座ったりしたタイミングで子宮口が前より開きました。もちろん赤ちゃんの様子に変化があればやめました。
- 緊張するようなことはやめる → これは助産師さんに言われたのですが、陣痛カウントのアプリを使ってカウントしてると逆に緊張しちゃって子宮が柔らかくならないのだとか。1人目は緊張しまくりで、それも影響したのかな。
あと入院中にこんなツイートしたのですが、私もご多分にもれずかなりの大きな声を出してしまったので、当日入院してた皆様にはかなりご迷惑をおかけしてしまいました…
出産時での入院で何が怖いって、病棟の端と端の位置で陣痛・分娩中の他の妊婦さんの凄まじい叫び声が聞こえること。自分がこの後体験するだろう痛みの恐怖でオバケとか絶対出ないよねと思うレベル。#妊娠 #出産 #恐怖
— えーこ🌗 (@pm_poupe) 2017年9月20日
まだ第2子の子宮内胎児発育遅延の理由がわかっていませんが、現在は元気そうなのでなによりです。
これから久しぶりの新生児育児&初の2人育児が始まりますので、ブログの更新頻度はおちるかもしれませんが、4歳差育児&同性兄弟育児についてもまたブログで書いていきたいと思います!
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*1:余談ですが、ここのところこのブログの更新が多かったのは入院中で時間があったからです^_^;
*2:http://www.jsog.or.jp/PDF/64/6401-006.pdf
*3:上の子はおばあちゃんの家でお泊まりでした。特に泣くこともなくお泊まりしていたそうで、おばあちゃんには感謝です。