えーこのドラマ記録

趣味の海外ドラマ(たまに日本ドラマ)のネタバレと感想を綴るブログ。最近は中国ドラマにどっぷりハマっているので中国ドラマ記事が多め。

TOKYO MER 第11話(最終話) 感想

最終話も涙を流しながら観た…
書きたいことがたくさんあって、整理できるかわからないけどできる限り感想書く!

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まずは全体的な感想から。
最後の喜多見チーフの選択は予想通りだった。
前回のブログでも椿が負傷して助けるかどうか悩んで結局助けるんだろうな、って書いたけどその通りだった。

poupe.hatenadiary.jp

このドラマは一貫して医療従事者へのエールが込められていたけど、ドラマ内でも語っていたように医療従事者だって見捨てたい患者がいることもあると思う。
だってコロナだって自粛要請されてても飲み歩いて感染して命の危険に陥る人がいて。
医療従事者の方は我慢の連続の上に、感染させられるかもしれない恐怖と戦いながら毎日人の命を救うために頑張ってる。
しかも医療従事者のご家族含めてコロナ禍では差別に遭うニュースもたくさん見てきた。
その中でも命を救おうとしてくれている医療従事者の方々。
きっとMERメンバーが椿に感じた不条理を感じる場面もコロナでは多くあったんじゃないかと予想する。
けど、医療従事者の方は喜多見チーフと同じく見捨てずに頑張っている。 その頑張りを描きたかったのだろうな、と。
だから涼香ちゃんが亡くなってしまう形になったのだろうな、と。
脚本家の黒岩さんのインタビューを読んでそう思った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8452aca80dc94f5ef123b60c76df82bb29af9865news.yahoo.co.jp

ニュースで見る死亡者数も、喜多見チーフたちにとって大切な存在だった涼香ちゃんみたいな”誰か”が亡くなっているということ。
その辺を描きたかったのがよくわかった。
医療従事者としての葛藤と大切な人を亡くすことの辛さ。
まんま今のコロナ禍の問題を描いていたドラマだったのだ、と。
わかってはいる…
だからこそ涼香ちゃんの死に涙したのだから…
でもドラマだからこそ、今つらいコロナ禍だからこそ希望の持てるドラマでもよかったんじゃないかな、と思うんだ。
涼香ちゃんが死ぬことで描きたかったことがあるのもわかるけど、けど…
希望の持てるドラマとして涼香ちゃんには生きてて欲しかった。
その辺はどうしようもないことはわかりつつも、思わずにはいられないのよ…
それだけこのドラマがすごく好きになるような魅力的なキャラクターとストーリーだった証ではあるんだけどね…

そして最後の方の椿を救う葛藤の部分ももう少し尺が欲しかったのが本音…
最後駆け足感が強くて、もうちょっと丁寧に描けたのでは…と思う。
しょうがないのかもしれないけど。
paraviでディレクターズカット版が観られるらしいので、観てみようかな、と思ったり。

最後…
この音羽先生の涙には私も涙した…
初めて音羽先生がみんなの前で感情を吐露した場面だったと思う。
今までもMERの存続や喜多見チーフのやり方に対しては怒りの感情を顕にすることがあったけど、ここは音羽先生の今まで積み重ねてきたいろいろが溢れ出した場面だったな、と。
この涙の意味はいろいろあると思う。
涼香ちゃんが亡くなった直後も涙は見せてなかった音羽先生。
でも、きっとこの場面では涼香ちゃんを思って泣いたのだろうな、と。
悔しさと、自身の行動の後悔と、寂しさと。

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そんなぐちゃぐちゃな思いがこの涙には含まれていたように思う。
涙だけでそんな想いを想像できるほど、音羽先生はMERのかけがえのない一員になったのだな、とは思うけれども。
最初は冷たくて、感情を見せないキャラで、ツンデレだな、って。
でも、ここまでみんなの前で感情を出せるようになって、大切なメンバーだって思えて。
MERの必要性を今後の完了人生を棒に振ってまで訴えて。
音羽先生の変化の物語でもあったよね。
突っ走る喜多見チーフはずーっと変わらないけれども。
弦巻先生はthe新人の成長物語だったけど、音羽先生はMERとそのメンバーへの感情が変化する物語だった。
さらなるデレを涼香ちゃんと一緒になって見られると思ってたんだけど…
本当、それだけは心残り…
それだけ音羽先生は大好きなキャラなんだよね…

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そして最大のツンデレがまた。
これもこれまでのブログで予想してきたことではあったけど!
白金大臣~
見事な!!
ツンデレでございました!!
好き!!
前回の話でも天沼が喜多見チーフをスケープゴートにしてることに対して嫌悪感見せてたからさ。
最後には絶対デレてくれると思ってましたよ!
さすが音羽先生の上司??
最後のこの2人の関係性も好き~
いろいろありながらも、この2人協力して政治をよくしていって欲しい…
ああ…
実際にこんな政治家欲しいわ…

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それにしてもやっぱり尺不足感が否めない。
結局千住さんは喜多見チーフに借りを返せてないでいいよね?
1話の逆転バージョンを喜多見チーフと音羽先生でやった時の救出は別扱いでOK?
借りを返せてないなら借りを返すところ見たいし、高輪先生との関係性もどうなったかわからん…
悪くはなさそうだけど。
ここも一応フラグが立っていると思ってるから。
高輪先生が喜多見チーフに話をする場面は、ああ元夫婦だなぁって。
自分勝手に命を救った結果が涼香ちゃんの死だった。
そしてMERのメンバーは涼香ちゃんの死は喜多見チーフのせいじゃないって言うけど、高輪先生はずばっと喜多見チーフのせいだって言い切る。
ここが喜多見チーフを理解している高輪先生ならではの場面だな、って思った。
だからこの2人の関係性もまた見たかったのよ~
SITの2人も駆けつけてくれたけどほんのちょっとだったし、また観たい。
稲森さん、帰ってきたけど馬場さん戻ってこなかったからまた登場して欲しいし…
いろいろ心残りがたくさんある。
だから!!
ぜひ続編か映画の制作をお願いしたい!!
ただ、そうなると次に描くテーマはなんになるだろうね?
その辺は難しいかもしれない。 厚生労働省、レスキュー隊とはなんだかんだうまくやれる素地があるし。
新たな敵かなにかがいないとドラマはおもしろくないからね。
また椿が脱走してテロ?
それも同じ漢字になりそうだから、別の問題が起きるとかのほうがいいかな。
別のメンバーがMERに入るとか。
兎にも角にも続きが観たい!!
というか喜多見チーフと音羽先生、MERのメンバーにまた会いたい!!
本当…それくらいキャラクターが魅力的な素敵なドラマだった…
脚本にはいくつかツッコミどころはあれど、それでもスピード感、展開、全部おもしろかった!!
こんな素敵なドラマをありがとうございました…
キャスト・スタッフの皆様5ヶ月間に及ぶ撮影、お疲れ様でした!

そしてやっぱり医療戦隊ものだな、と感じさせる写真もよかった!
またMERに会える日を楽しみに!
そしてブログをお読みいただいた皆様もありがとうございました!

f:id:poupe:20210913131947p:plain ※喜多見チーフがやってきた時の安心感は半端なかったな…

※DVD、特典次第では買おうかな…

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